君の手で蘇る冒険譚

ケリュネイア地理学

ミュルグヴィズ地方

ヴィーザル大森林
深緑の大橋
巨大蕈の森
湖神の涙
大陸新聞局庁舎
邪教神殿

ソフェリエル地方

ディアナ常夜森林
空を覆うほどに大きく育った樹木が天光を遮り、それに代わって発光する草木や菌類が行く人々の視界を照らし出す大森林で、ヴィーザル大森林を北方へ進み大渓谷を抜けた先に存在する。
しかし本来ならば木漏れ日が射し込んでもおかしくないその森に、一切の日光が当たることがないのは、この森の上空を覆う魔力の奔流によるものであると、北方の学術組織アルティスタは考察している。
以前までは、この森を抜けることは困難であったが、近年街道が整備されたため、行方不明者も激減した。しかし、それ以前にこの森で消息を絶った者については、未だに帰還していない。
リゴレット狂想図書館
ディアナ常夜森林の街道から外れ、森の中を彷徨い続けたその果てに辿り着くとされる特異な空間と、そこに存在する建築物の名称。
古文書や占星術に博識な、ヴァンパイアの学者がここで暮らしているとされ、森の中だというのに、天を仰げば星々が覗くのは、彼のヴァンパイアの研究のため、本人が自らの魔力でそう投影しているからだという。
図書館と呼ばれるだけあって、そこにはいつの時代のものかすら判別がつかない書物がいくつも寄り添って眠っており、人の知識欲を飽きさせない。
無知は罪なりや? 然り。されどその智慧に飲まれること無かれ。
辺境の農村
ソフェリエル首都より少し離れた場所に存在する農村、その廃墟。
もとより貧しい生活を送っていた彼らだが、しかしそれでも生命を辛うじて繋いでいた。それが、狂獣病の蔓延をきっかけとして、飢えに苦しむ生物の本能が露わにされ、血肉を求めお互いを喰らいあった挙句に、壊滅した。
今では度々異形が彷徨う程度ではあるが、警戒を怠れば瞬く間に喰らわれてしまうだろう。
人もすなわち動物──獣であるのだ。それを抑え込めば死に、欲求のまま曝け出せば死に、つまり人とはそういうものなのだ。
旧首都新月街
かつてのソフェリエルの首都にして、異形の根源でもあり、そうして始まりの紅い月とその眷属が散った地である。
ミュルグヴィズ神殿騎士団の侵攻の際に火が放たれ、街の至る所では、未だに燃え尽きることなく火の粉を散らしている。狂獣病がこの地で発症してから、現在の首都に繋がる通路には門が設けられ、封鎖隔離された空間となっている。
今やこの地を訪れるのは、血に飢えた異形どもを屠り、葬送の儀と成す血族か、あるいは異形と成り果てる前に、最後の自我を振り絞りここへ自ら逃げ込む羅患者か、である。
郊外住宅地
首都外周
旧礼拝堂
月の血の河
葬送の夜のソフェリエル

和魂地方

神寿州
彼岸花連山
紫水晶城下町
五神獣の祭壇
大鈴門
禍狐封じ
七彩大河

アルタ・ネイタ地方

栄華の入江
海賊街
中央広場
貴族街
海軍司令本部
カタラナ地底廊
中央カタラナ遺跡
カタラナ平原

フリームスルス地方

箱庭
帝国軍トゥーレル基地
工廠
ハイラハン地方
グレイプニール地方
オートクレール地方
古城オートクレール
緋燃水産出地帯

その他